思春期の子供がくれた気持ち

この春、息子が高校生になりました。

上の子に比べ、大きな反抗期もない子でしたが中学生になったあたりから、口数が少なくなり何を考えているのかが分からなくなりました。

口答えなどないのですが、気に入らないことを言われたら黙ってスーッと部屋に逃げてしまうことが増えたように感じます。

そんな息子なのですが、私との共通の趣味は読書です。
たがいにおススメの本を紹介して、会話が弾んだ時はこちらも心がホッとします。

先日、学校からのお便りで、図書館の新刊案内がありました。その中に私の大好きなシリーズの小説の最新刊が入荷したと紹介があったのです。

「いいなー読みたいな~」

何げなく行ったその言葉を、息子は覚えてくれていたのでしょう。あるとき帰宅したら、すぐにカバンを開けて「ハイ!!」とその2冊を手渡してくれたのです。真新しい新刊の本を前に、ビックリ。

「もしかして借りてきてくれたの!?」

と問うと、「お母さんが読みたがってたから」と照れ臭そうに答える息子。

図書館の司書の先生に、借りるときに「この前のシリーズを読んだ?」と尋ねられ、
「あ、これは母が読みたいから借りるんです」と言ったそう。

先生はどう思っただろうかと、苦笑。マザコンと思われたかしら、いえ親思いの優しい子なんですと心の中で伝えたい気分に。

大好きな小説をうれしい気分で読め、その日は特別に幸せでした。子供が時々くれる、小さな愛は私をいつだって幸福にしてくれるのです。